2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 ヴァージニア・ウルフ 『灯台へ』

(御輿哲也訳、岩波文庫 岩波書店 2004) (伊吹知勢訳、ヴァージニア・ウルフ コレクション みすず書房 1999) (中村佐喜子訳、新潮文庫 新潮社 1955) 〔Virginia Woolf To the Lighthouse 1927〕 宵から夜、夜から朝へ 今回『灯台へ』を読み終えて、「や…

ジョージ・エリオット 『ミドルマーチ』 

(工藤好美・淀川郁子訳、講談社文芸文庫①〜④ 1998) 〔George Eliot Middlemarch (1872)〕 フルートを吹いた男、タイセイ 小さい頃には習い事に行かされたりする。僕の場合はまず水泳。当時はかなり嫌々だったけど、今になってみると結果的には良かった。…

ジョージ・エリオット 『ミドルマーチ』 

(工藤好美・淀川郁子訳、講談社文芸文庫①〜④ 1998) 〔George Eliot Middlemarch (1872)〕 語り手エリオット 前回のブログでミドルマーチの第一章の冒頭を紹介した。あの、「ブルック家の長女には、粗末なよそおいのため一段とひきたって見えるといった美…

 ジョージ・エリオット 『ミドルマーチ』

(工藤好美・淀川郁子訳、講談社文芸文庫①〜④ 1998) 〔George Eliot Middlemarch (1872)〕 きっかけはバーゴンジーから マーガレット・ドラブルの処女作『夏の鳥かご』を読んだのはだいぶ前のことなのに、このブログでなかなか紹介できないでいる。紹介す…